旅の記録を中心に。

飯田線完全乗車の旅 その1 ~ 飯田が変わる

中央リニアの東京〜名古屋の路線がほぼ決まったようです。
中央リニア線は東京から品川、神奈川県西部の橋本を通り、
山梨県甲府市に抜け、長野県・岐阜県を通過、愛知県・名古屋に至ります。

開通後、いずれの駅の付近ともずいぶん変わることと思いますが、
とりわけ変わるだろうなというのが長野県の飯田市付近です。

例えば、松本から京都、大阪へ出る場合、
今までは中央西線を経由して、名古屋へ出てというルートでしたが、
リニア開通後には飯田まで南下後に一気にリニアで抜けるということが可能になります。

(ご参考)
(日本経済新聞電子版 2013/9/18)

現在の飯田は東京、横浜、名古屋、松本などとの間にバスはあるのですが、
鉄道では飯田線のみとなっています。

この飯田線、なかなか難易度の高い路線となっています。
距離と他路線との接続の乏しさが、難易度を高めています。
距離がとにかく長く、愛知県・豊橋から長野県・岡谷まで約200キロ
約7時間乗り換えなしで乗り続けることとなります。

(参考地図)

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そして、豊川駅での名鉄・豊川稲荷駅との接続を最後に、
中央線・辰野駅まで他の路線を見ることはなくなります。
そのために飯田線は、各路線を完全乗車しようとする人にとって、
1つの高いハードルとなっています。




今回は、飯田線を豊橋駅から完乗してみました。
下調べの段階でとにかく厳しいのだろう…と思っていたとおり、
かつてない厳しい長距離乗車となりました。

季節が夏だったことに加えて、
手持ちの水分を切らしたことが過酷さに拍車をかけました。
ということで、後半はどんどんペースダウンしていきます…


それではまずは、豊橋駅から。
豊橋駅では、JRと名鉄の共同使用駅となっています。
そのため写真の左はJRの案内表示、右は名鉄の案内表示となっています。


ホームにおりると名鉄のパノラマsuperがいたりして、
「いっそこのまま名古屋へ行こうか…」などという想いがよぎります。

見慣れた東海道線と同じ車両が来ました。


10:42発の上諏訪駅行きに乗車します。
静岡県に近い愛知県・豊橋にいながら、
長野県の地名を目にするという稀有な状況です。

この電車は最終の上諏訪駅に17:20着となります。早速出発。



新城駅着。この豊橋から長篠にかけては比較的本数が多いのですが…
時刻表でみるとやっぱり少ないのがわかります。



長篠といえば、長篠の戦い。




だいぶ進んで佐久間駅です。近隣に駅名と同じ名前の佐久間ダムがあります。


郵便局の方が乗ってきました。写真右下に見えるのは配達袋です。


深山幽谷。車窓の眺めを満喫します。


小和田駅。三県境界駅ということに加えて、とにかく秘境駅です。
この駅は100駅近くある飯田線の駅の中でも比較的有名です。

今は使われていない橋のようです。トンネルの合間に一瞬姿を見せました。




とにかく天気のいい夏の日でした。山と空のコントラストが素晴らしい景色です。




天竜峡駅に到着。名前のイメージと違って、住宅地が広がっていました。
また、天竜峡駅にて乗務員が交代しました。
それまで電車と乗客での運命共同体のように思っていたのですが
なんとなく心細くなってきました…

天竜ライン下りです。


唐突ですが、飯田駅に到着です。
途中1ℓあった水を切らしたことで、意識が朦朧。やむなく途中休憩することとなりました。

さらば上諏訪行き。


その2に続きます。

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