旅の記録を中心に。

八高線完全乗車の旅

八高線始発・高麗川駅

八王子駅発川越行き

単線である八高線

川越線・八高線@高麗川駅

111形@高麗川駅



運転席と運賃箱(110形)

上越・長野新幹線高架
110形@高崎駅
115系@高崎駅

八高線概要


八高線は、
・八王子駅~高麗川駅の南区間
・高麗川駅~高崎駅の北区間(※実際は高崎線と接続する倉賀野駅まで)
に分かれます。

このうち北区間は気動車で、心地よい振動に揺られて田園風景の中を南北に走ります。
運行されているのは110系のうち、キハ110形・111形で、
キハ110形は両運転台、キハ111形は片運転台と仕様が異なります。
全国各地でみられる気動車で、乗り心地はおすすめできるものです。

北区間では
・越生で東武越生線、
・小川町で東武東上線、
・寄居で東武東上線と秩父鉄道
と接続します。


川島良三氏によれば、
「八王子-高崎間の所要時間は高麗川での乗り換え時間を考慮しなくても2時間10分程度かかる。高崎線、中央線経由の快速よりは速いが、新幹線利用ではほぼ同等である。」
(『全国鉄道事情大研究 東京北部・埼玉編②』草思社、2003年。186ページ)

とのことで、東京西部から群馬県に抜ける抜け道のような電車になっています。
ただ、北区間は本数が少ないため、
高麗川駅での乗り換え時間は無視できない要素だと思います。
北区間の本数が増えると、かなり有効な交通手段になるのは間違いないでしょう。

青春18での八高線

青春18で八高線に乗るならば、あえて都心部を避けて、
神奈川→東京西部→群馬→栃木→茨城→千葉
といった大回りをするのもおもしろいでしょう。
一度八高線に乗ると、山手線圏内に出ないで北上・南下するおもしろみを味わえます。

旅マップ

出発地:八王子駅


中間駅:高麗川駅

終点:高崎駅

飯田線を青春18で完全乗車する方法 ~豊橋発北上ルート~

飯田線完全乗車・青春18利用 - 北上編


青春18で、飯田線の制覇を試みる人向けに、おすすめの電車をまとめました。
今回は、豊橋発で北上するルートです。


豊橋駅10:42発

豊橋駅10時42分発の上諏訪行きに乗るのがおすすめです。
これに乗れば、乗り換え不要で自動的に飯田線は完全乗車できることとなります。
また、飯田経由でバスで途中離脱することも可能な、安全性の高い工程となります。

それでも、
 豊橋駅 10:42
 ↓
 上諏訪駅 17:40
 ⇒トータル乗車時間約7時間=418分というおそろしい工程となります。


ちなみに東京~名古屋・仙台は新幹線で1時間半程度、
東京~京都が2時間程度、東京~大阪が2時間半程度です。
つまり東京・大阪の往復を優に上回る時間を乗車し続けることとなるのです。


飯田までつけば、高速バスがありますので、新宿・名古屋へ逃げ出すことができます。
(飯田発の高速バスについてはこちら
飯田駅には、14:42着となりますので、最低限ここまで耐えられるというのが重要です。
それでも乗車時間は4時間=240分となります。
約1時間程度飯田で休憩をとったのちに、15:56発の始発電車に乗るというのもおすすめです。


豊橋駅16:42発(終電)

これも上諏訪行きとなるのですが、上諏訪到着は22:58です。
ただ、この電車の場合は、飯田着が20:32となって、
高速バスで新宿・名古屋へ逃げることができないことに注意してください。
リスクが大きいので、特に冬など野宿できない時期には避けた方がよさそうです。


無補給への備え

トイレは車内にあるですので、この点についての心配は無用です。
(※最悪の事態を避けるため、念のため乗車時に確認してください)


とにかく食料と飲料を大量に(ほぼ1日分)持って、
そして気晴らしができるように書籍や音楽などを携行すること、
また、写真を撮る場合はバッテリー・メモリーカードの予備、
途中無補給で耐えうるように準備が必要です。


スマートフォン・携帯の電力消費に注意!

また、スマートフォン・携帯については、山中をずっと走るために、
普段以上にバッテリーが急激に減りますので、
途中電源を切っておくか、予備バッテリーの準備をおすすめします。



以上です!

HX50v ~旅行向けの至高のコンパクトカメラ~

現在使っている、カメラについての紹介です。

Cybershot HX50V

SonyのCybershot HX50Vを使っています。



この機種の優れている点

優れている点として、次の点が挙げられます。
  • 光学ズーム
  • 静止画・動画の手ブレ補正
  • 動画
  • 内蔵無線LANでスマートフォンやタブレットへの転送ができる
  • 機能のわりにコンパクト、しかも拡張性がある

ということで、安価な一眼レフよりも優れていると思います。

前機種にあたるHX30Vを使っていたのですが、
光学ズームの性能がすさまじく向上していたため、ついつい買ってしまいました。


光学ズーム

光学ズームは、実際のサンプルを見てみてください。

(参考)光学30倍プレミアム・ハイズーム

http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-HX50V/feature_1.html

下手な望遠鏡を持ち歩くよりもいいですし、
一眼レフで同等のズームを使用しようと思うとレンズが複数本になるでしょう。
風景写真から被写体をおもいっきりズームアップした写真までカバーできるのは魅力です。

※35mm換算値という指標で表すと24-720mmとなります。
これを一眼レフのレンズでカバーしようと思うと、レンズを複数本を持ち歩くことになります。


静止画・動画の手ブレ補正

手ブレ補正もかなり効くので、夕方や夜といった光量が不足したシーンでなければ、
HX50Vでの写真ではほぼ手ブレは起きません。
フォーカスも早いので撮り逃しも起こりません。
(※撮る対象である被写体が激しく動いている場合、被写体ブレは起こりますが・・・)


動画撮影時の手ブレ補正も非常にすばらしいです。
ウェブ上では画面がガクガクと揺れて酔ってしまいそうな動画が多いですが、
HX50Vでの動画ではガクガク感はありません。

これは店頭で手にとって実際に試してみるとよくわかります。
ムービーモードにして揺らしてみるとおもしらいくらいに手ブレ補正が働きます。


内蔵無線LAN経由・スマートフォンやタブレットへの転送

内蔵されている無線LANを使って、スマートフォンやタブレットに写真の転送ができます。
写真を共有して楽しめるというメリットのほかに、
写真をタブレットに転送して、うまく撮れているかの確認をすることができます。
これが思いのほか便利な機能となります。


機能のわりにコンパクト、しかも拡張性がある

とてもコンパクトなHX50Vですが、本体上部に一眼レフのようにホットシューがあります。
ここに、電子ビューファインダーやフラッシュ、マイクなど各種機器を取り付けることができます。
(参考)「デザイン&アクセサリー」
http://www.sony.jp/cyber-shot/products/DSC-HX50V/feature_6.html

電子ビューファインダー「FDA-EV1MK」











小型フラッシュ「HVL-F20M」

ステレオマイクロホン「ECM-XYST1M」












リモートコマンダー「RM-VPR1」



ソニーのCybershotの魅力の一つは、こうしたアクセサリーの豊富さです。
全部そろえると金額的に厳しいものはありますが…

ECM-XYST1Mのような外部マイクをつけられるコンパクトカメラは、なかなかありません。
動画に入るザーザーした風切音を低減することができるので、
動画をとにかくたくさん撮影するユーザーに特におすすめなアクセサリーとなっています。
今後こういったオプションに対応した機種が増えるとよいのですが…
ただ本体がコンパクトなだけに、マイクを取り付けるとアンバランスなシルエットになります。。

バッテリーのすすめ

朝から晩まで写真を撮っていると意外にバッテリーを消費するので、
バッテリーを2つ、3つ携帯することをおすすめします。


バッテリーチャージャーも一緒に購入しておくと、
充電中もカメラでの撮影が継続できるので非常に便利です。
そこで、バッテリーチャージャーとバッテリーがセットの「ACC-TRBX」がおすすめです。
チャージャーセット「ACC-TRBX」
チャージャーとバッテリー、そしてケーブルがセットになっているので、
旅行中に非常に重宝します。

同時充電できないことが唯一残念なところです。
バッテリー充電とカメラ充電を併用したいところですが、
本体下部のスライドスイッチで切り替えるようになっています。


ただ、やっぱり本体を使わずに充電できるのは旅行先で非常に便利ですので、
バッテリー単体「NP-BX1」で買っても5,000円近いところ、
チャージャーセット「ACC-TRBX」で7,000円程度となっているので、
どうせならセットで買ってしまうことをお勧めします。(いずれも実売価格)

ちなみに本機種で使っているXタイプのバッテリー、
カメラ店の方に聞いたところ、持ちがよいということで非常に好評だとのことでした。
確かに前機種のGタイプに比べて動画撮影中心にしたときの持ち時間がよいように思います。


今後も本機種で撮影した写真をアップしていく予定です。
以上です!

中央東西線完全乗車の旅 その2

前回は大月まで。
今回は大月から塩尻到着直前までです。

大月駅にて長野塗装。

大月で「ホリデー快速富士山3号」との別れて、乗るのは甲府行き。長野塗装色で現れます。
(※大月駅で取り忘れたため到着後甲府駅で撮影したものでお送りしております)

山梨の果物といえば、ぶどうとももが有名です。
「勝沼ぶどうの郷」駅という名前のとおりの景色の駅からの光景です。




見事なまでにぶどうです。

ぶどうにびっくりしているうちに甲府着。


高尾に折り返していく車両がいます。長野塗装は何といってもさわや
かです。

甲府駅構内。旅行でしょうか。
大きめな荷物を持った人でざわついていました。近隣に温泉も多いので、首都圏からの週末旅行によさそうです。

甲府駅南から。結構大きな駅ビルです。

B級グルメ 鳥もつ煮





ここでお昼ごはんです。
B級グルメの鳥もつ煮を食べてみることにしました。





やってきたのは、奥藤本店。
お店の案内によると、「鳥もつ煮」発祥のお店とのこと。
営業中ということで、さっそくいただくことにします。









手打ちそばがおいしいということだったので、もつ煮(小)とのランチセットを頼みました。
この量で小サイズなのか…とおどろきました。
小サイズで十分元気になる量のもつ煮です。



昼食を食べおえるや否や、駅に戻ります。
次に乗る電車までほとんど時間がなかったのですが、
せめて駅構内くらいは見ておこうということで、構内をうろうろしていました。

そこでわかったのが…

甲府は長野寄り。


ここで甲府駅の所在地についてですが、
運賃でみると、松本と東京・横浜の中間地点を越えています。


甲府から松本…1,890円




甲府から新宿・東京2,210円
甲府から横浜2,210円



ということで、新宿・東京、そして横浜方面に戻る方が運賃が高い場所にいることがわかりました。
甲府駅まで来た段階で、だいぶ長野寄りにいるということです。




旅に出たなぁという実感を持ってホームに降りるとすでに松本行きが待っていました。

115系の先頭は行き先でなく、列車種別なので横を見ないと終点はわかりません。


内装はシンプルで無機質ともいえるかもしれませんが、
こぎれいでさっぱりしたものです。
爽やかということで。





運転席。なんだか懐かしい運転台です。




車内をきょろきょろ、車外を見たりしているうちに山梨県を西に進みます。
ももをつついている雀がいたのですが、非常にうらやましく思いました。

小海線始発駅、小淵沢駅。

小淵沢駅。ということで小海線の始発駅です。
小海線は小淵沢駅から長野県東部の小諸駅を結ぶ路線で、
八ヶ岳の麓を走っている路線となります。

「高原列車の旅」と書かれていますね。
小海線の野辺山駅は、JRの駅の中で最も高い標高(1345m)に位置しているということで有名です。


見慣れない変わった塗装の電車が。



この小海線の車両はなかなかの変わり種です。
JR東日本によると、

キハE200形は、発電用ディーゼルエンジンで発電した電気、及び蓄電池に充電した電気を効果的に利用して走行する環境にやさしい車両。3両新造され、2007年7月31日より小海線にて世界初の営業運転を開始し、「こうみ」という愛称で親しまれている。
キハE200形では燃料消費量を低減した他、窒素酸化物(NOx)と粒子状物質(PM)の排出量を約60%低減した。また駅停車時はアイドリングストップによりエンジン騒音を約30デシベル低減した。 
とのことです。
いわゆるハイブリッド(HV)車ですね。

このE200系以外には、110系というディーゼル車も使われています。
八高線で走っている車両とほぼ同じ車両です。



小淵沢をすぎると、もうすぐに長野です。
県境っぽい名前の駅です。信濃境駅。
この次の「すずらんの里」駅は、JR幹線の中で最も高い標高にあり、955.2mとのことです。


同駅はセイコーエプソンからの請願・出資によって作られたという背景があり、
セイコーエプソンの工場の従業員のために作られた駅とのことです。
「すずらん」は近くにすずらんの名所の入笠山があることから、命名されたようです。
(川島令三『全国鉄道事情大研究 東海・甲信編』草思社、1994年。159ページより)





いくつかの駅をすぎて上諏訪駅。
ここはホームにある「足湯」が名物として有名です。今回は先を急ぐので降りません・・・



中央線分岐 岡谷駅

ちゃんと撮れなかったのですが、岡谷駅。
ここは中央線の分岐駅となっています。
画面右上の駅名表示で、路線の分岐がわかります。

分岐のうち1つは、
本線でこれは長いトンネルを抜けて塩尻へと抜けます。

分岐のうちもう1つは、「辰野支線」と呼ばれるもので、
南下して飯田線の始まりである辰野駅を経由、再び北上して塩尻に向かう路線です。

もともと辰野支線が本線だったのですが、時間がかかるということでトンネル建設を行い、
塩尻~岡谷区間を最短距離で結んだようです。
トンネルができたのは比較的最近で1983年とのことです。

辰野駅から始まる飯田線については以前完乗したことがあるので、
また別の機会にまとめてみたいと思います。



さて、岡谷駅を出て長いトンネルを抜けて、みどり湖駅に到着。
ここは無人駅です。


無人駅ということで、駅ホームにあった乗車券販売機を撮影してみました。
なんというかシンプルです。

ということで続きは次回。
次回はいよいよ中央東線と西線を結ぶ、塩尻駅です。


今回は以上です!

中央東西線完全乗車の旅 その1

青春18きっぷを利用して、中央線東・西線に乗ってきました。
中央線といえば、東京あるいは新宿から高尾まで?というイメージがあるかもしれませんが、
実は名古屋まで結ぶ長い路線です。

今回はそのうち、中央東線である【高尾駅~塩尻駅】です。


高尾駅といえば…


天狗さんです。

中央東線に乗るときや高尾山に登るとき、
高尾駅に来て天狗さんを見ると旅に出る感じがしてきます。


そして今回ラッキーなことに、ちょうど「ホリデー快速富士山3号」が臨時列車でやってきました。
もともとは次に来るはずだった甲府行きに乗ろうと思っていたのですが、
臨時列車が来るとは…時刻表では別ページになっていたので気づきませんでした。





「ホリデー快速富士山3号」なんと特急車両です。


青春18で乗れるかどうか不安だったので、
念のため聞いてみたところ「大丈夫です」とのことで恐る恐る乗ってみました。
河口湖行きとは…






車内はちょっと古いのですが、特急車両らしい設備です。

「便所使用知らせ燈」…「便所」「燈」の組み合わせに時代を感じました。






車窓からの景色はなかなかのもの。
山梨に近づくにしたがって、どんどんのどかな景色になっていきます。





マイナスイオンが…とか言いたくなりそうですが、
車内では富士山登山を控えてテンションの高い人たちの熱気でいっぱいです。



とてものどかになってきた相模湖のあたりで地図を見て驚いたのが、
相模湖は「相模原市緑区」にあるということです。

相模原市のHPによると、
平成19年3月11日、本市と城山町、藤野町が合併し、新「相模原市」が誕生しました。
とのこと。


相模大野、田名や淵野辺、橋本など、
相模原市は広いなぁという印象を持っていたのですが、
相模湖まで相模原市に入っているとなると、想定していた以上に大きいんだなと思いました。




とかなんとか思っているうちに、大月駅に到着。


ここで一度乗り換えです。
乗ってきた「ホリデー快速富士山3号」は、ここから富士急に乗り入れていってしまうので、
このまま乗り続けるわけにはいきません…
ということで大月駅の中を見ていきます。


高架橋の上から富士急の車両が見えます。



気を取り直して、本来高尾駅から乗ってくるはずだった甲府行きに乗ります。
このあたりはすでにJR東日本 長野車両区の車両となっており、6両編成です。
いわゆる長野塗装に期待します。



ということで続きは次回!
次回は大月から甲府での休憩を経て、東に向かいます。